こうじみかんものがたり
今朝も、宮古島の海にいた夢から覚めて現実には逗子にいるわたしです。
ゆうべの夢は、わたしが宮古の高校に通い始めた設定で、ちょっと目を放している隙に我が子が海でおぼれかけているのを地元のこどもたちが救ってくれたというもの。
相変わらず夢って支離滅裂。
さて、わたしの現実にあったできごとをひとつご紹介します。
公園に行く途中の民家の玄関先に、
たるに盛られたちいさなみかんらしきものがぽんと置かれていて、
あまりにそのみかんが可愛らしく見えたので近づいてみたらその家のご主人がそこにいらしたので、
「うわ~、かわい~な~と思ってつい近くに寄ってきてしまいました。」とわたしが言うと、
「どうぞ、よかったらいっぱい持っていってください。たべられないわけじゃないけれど、、みかんだから、、でも、たべてもおいしくないですよ!すっぱいし、種もあるんだよねー。これはこうじみかんというんです。あ~、ちいさいお子さんがいるから喜んでもらえるかな~。どうぞいっぱい持って言って。さ、どーぞどーぞ。」と、20っこくらいを自転車の前かごに入れてくださいました。
「ありがとうございます。」
恐縮しつつもうれしい気分でその場を立ち去ったわたしたち親子。
そして、公園に行ったかえり道。
信号待ちをしていると、となりにいたおばあさんに「かわいらしいみかんね~」と声をかけられた。
「あ、これさっきこの町の方にいただいたものなんです。コウジみかんって言うらしいです。でも食べられないって。すっぱいから。あ、でもでもよろしかったらどうぞ!わたしもこんなにいただいちゃったんで、これよかったらどうぞどうぞ。」と言ってよさそうなものを渡すと、
「あらま~、声をかけてみてよかったわ~。枝葉のついているのをくださって、まあ、いいんですか~?じゃ~さっそくお仏壇におそなえさせてもらいましょうね、ありがとう。」と言われてしまった。
あ~なんだか恐縮。
家に帰って、
では私も!と思い神棚にお供えして、残ったみかんのひとつを剥いて食べてみた。すると、
「な~んだ、おもったよりぜんぜんおいし~!」
たしかにすっぱいし、果実のわりに種が大きいけど、
柚子の香りもちょっとして、
ありがとう~こうじみかん!
ありがとう~これをくださったおじさん、
それからお礼とともにもらってくださったおばあさん。
以上、今日のできごとのひとコマでした。
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