振り向けば「ガク」。

2009年05月31日/ にっき

先日、母の誕生日用に花のアレンジメントを買ったとき、
そばにいた4歳児にお花屋さんがサービスで、
オレンジのガーベラを一輪くれた。

ニコニコ「わぁ。きれい。よかったねー」

「うん。ニコ

と、自転車の後ろに子を乗せて走ること10分。

さーて、家につ・い・たっと、

後ろにいる4歳児に振りかえると、

ぎょーッっツつ!!!!がーん



手に持っていたのはガクだけを残し花びらを全部むしられたガーベラ。


ぐすん


「どうして?!
どうしてこんなふうにしちゃったの?!ねえ、
どうしてよぉ~~~~!!!かわいそぉじゃない!!」

と、近所の人に聞かれない程度のボリュウムで子に向かい
自転車を置きながら悲鳴を上げる母一匹。

と、

微動だにせず、おそらく自分のとった行動を疑問にすらおもわず、
その手にしっかと握られたガーベラのガクを見て、
不思議そうな顔の4歳児。


・・・・・・・・・


花びらの残骸が3~4枚幼児のシャツにくっついている。

(きっと、一枚一枚むしりながら楽しいと味を占めてどんどんどんどん2枚ずつ3枚ずつ4枚ずつぼぼぼっと花びらを剥いでいっちゃったんだろーなー。楽しかったんだろーなー。あー。。。そういえば自分もちっちゃいころ道端の花つんで花びらむしるの好きだったかもー。ぷぷぷ)


内心そんなことを思いながら、幼児に向けた顔はまだムッとしていた。

でも、なんとなくその快感が伝わってきてしまった以上、もう怒れなかった。

「かわいそーだねー。ごめんねー」と、ガーベラに謝りつつ、

これだけでも差しといてあげようねー、とジャムの空きビンに「ガク」を生けておく。

その間、もう完全に自分とは関係ないとばかりにその花に興味のない4歳児。

黄色いたんぽぽより或いはまたさしみのツマについてくる菊の花よりも質素な、

ガクだけの一輪のガーベラ。


花束


ごめんね。


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Posted by hrara at 10:11│Comments(0)
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